光ファイバのシェアって意外に知られていないのね

本日の日経の記事[3月30日/日本経済新聞 朝刊]
光ファイバー通信、NTT東西のシェア57%に急伸
 光ファイバーを使ったインターネット接続サービスの市場で、NTT東西地域会社のシェアが急伸していることが分かった。総務省の調査によると、2002年9月末に37.2%だったNTT東西のシェアは、2003年9月末に57.7%となった。市場の寡占化が進んでおり、NTTの光回線を新電電に開放する義務の撤廃を巡る議論に一石を投じそうだ。
 調査は電気通信事業の競争の状況を調べるために総務省が実施。競争促進政策を巡る政策の決定過程を透明にする目的で、企業がこれまで開示してこなかったデータも公表する。初回となる今年度はインターネット接続の市場を取り上げた。
 映像などの高速伝送が可能な光ファイバー通信の契約回線数は、2002年9月末の19万件から1年間で86万件に急増している。増加分の67万件のうちNTT東西が42万件を占める。
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あのー、日経といえども記者はとても勉強している人もいれば、そうでない人もいるのはわかりますが、これって変。通信関係の雑誌で昨年10月時点のシェアが
NTT東日本 38%
NTT西日本 34%
USEN 14%
ケイ・オプティコム 7%
その他電力系 7%
という数字になっていますし、総務省インターネット接続サービスの利用者数等の推移usenNTTの四半期発表を比べれば大体そんなもんだな〜と思うはずですが。そんなこと調べる人ってそんなにいないのかしら。まあ、日本政府の情報インフラ整備が全然進んでいないことにも、野村総研が出した5年後のIT状況予測にも、NTTの今年度の目標と実績の差にも突っ込む人が少ないしな〜。
ブロードバンドがガンガン進む韓国と一番違うっていうのはこうした意識の差かもしれない。