今日のクラウドはあまりすっきりしていないかも

今朝の日経産業新聞
NECビッグローブクラウド関連事業で12年度300億円めざす
 NECビッグローブ(東京・品川)は8日、情報データやソフトウエアをデータセンターで共有・管理するクラウドコンピューティング技術を活用した事業で、2012年度に300億円の売上高を目指すと発表した。携帯電話で撮影した写真データをパソコンで閲覧できるサービスなどを提供する。主力のインターネット接続事業に次ぐ収益源に育てる。
 携帯間で写真データを閲覧し合えるサービスを拡充。11年までにパソコンなど他の機器でも閲覧可能にし、撮影場所の情報も組み込めるようにする。スマートフォン(多機能携帯電話)で検索したサイトを、パソコンで簡単に閲覧できるサービスも来春から提供する。

てな記事を読んで、うーん? とPCで同様の記事をチェック。
個人向けクラウドにBIGLOBEが注力 「ISPだけでは発展ない」
を読むと、どこを称して「クラウド」と言っているのかがわからない。
ライフログ」というのであれば、認めましょう。
でも、SonyLife-Xを試した私としては、だから何? なのです。いや、正確にいうと
・Life-Xは、場所はトラックするけれど、写真や動画の日付の撮り方がアップロード日付だったので、ライフログとは呼べない
・そして、これでどうやって儲けるのかがわからない。そりゃ、私はGPS装置を買ったモノ好きですが・・・

うーん、昨年、ネットワークを生業とする友人と「クラウド」をどう考えるかで論議になりました。何故かというと、あまりに実態がわからないから。
実践型クラウドを追うサヴィス 米国クラウド最前線(3)
てな記事が1年前にあったら、あんな不毛なメールのやりとりをしなくて済んだのに、と思いますね。
結局、クラウドなんてマーケティングの buzz word じゃん!
と言われるのは、マーケティングを生業の一部としている私としては、ちょっと釈然としない。
もちろん
SaaSの導入率は2%、「コストメリット感じない」の声--矢野研調査
てな記事を読んで、うーん、導入の仕方に問題あり? いや、Sales Forceとかはとっても高いからな・・・なんても考えてみるのですけどね。