NTTの妥協策?

昨日のエントリーの補足。
携帯電話は「1人で2台以上」の時代 29カ国で普及率100%突破
という見出しで、自分が2台、つまり6人家族で4人、5台がある、ということを思い出しました。
これで、日本の平均以上?

さて、そんな風に忘れ去られているケータイの提供会社が昨日
ソフトバンク決算、売上高が2兆円突破。ADSL契約数は500万を割り込む
という発表をしましたね。その前は
イー・アクセス決算、ADSLは187.6万件。モバイル契約数は目標達成見込む
という発表。

ちょっと前に
NTT、Bフレッツ契約数が800万件超に。フレッツ・ADSLは500万を割り込む
という発表もあったから、日本はBB大国としては国際的にそんなに高い順位ではなくとも、接続回線要領が高い! と総務省の人はいうでしょうね。

まあ、その事実を否定するわけではありませんが、では、その光という回線を享受するのはどんなサービス?

【NGN1】企業ネットの新たな選択肢になる可能性
というように日経BP ITProでは持ち上げていますが、総務省が発表した
「『電気通信事業分野における競争状況の評価2007』 プラットフォーム機能が競争に及ぼす影響に関する分析 中間取りまとめ」
では

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固定通信領域では次世代ネットワーク(NGN:Next Generation Network)
の構築が始まりつつあり、今回の提案募集においても、NGNに係るプラットフォーム機能について分析を要望する意見が多数あった。しかし、NTT東西はSIPサーバを用いた帯域制御を除けば、当面、本分析が対象とするプラットフォーム機能に該当するサービス付与機能(Service Delivery Platform)をNGN内に実装する具体的計画を有していないとしている。
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と書かれていますね。あらら・・・

まあ、今朝の日経新聞では

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NTT、ITシステムをネットで提供――次世代網で
 NTTは3月に商用サービスを始める次世代ネットワーク(NGN)を使い、IT(情報技術)システムを貸し出し方式で企業に提供する事業に年内に参入する。コンピューターやソフトをNTTが用意、企業は自前の投資なしに最新の顧客管理システムなどを構築できる。現在のインターネットに比べセキュリティー性能が高い次世代ネットを使うNTTの事業参入でITの新たな利用形態が日本でも広がる可能性が出てきた。
 NTTが始めるのは「SaaS(サース)」と呼ばれる事業。事業者側が設備とソフトを用意し、顧客企業はネットを通じてこれを利用する。入力したデータも事業者側のコンピューターで蓄積・保管。顧客企業は月ごとなどで決めた利用料を払うだけで済むため、ITシステム整備の投資負担を避けられるほか、最新のソフトへの乗り換えなどもしやすくなる。
[2008年2月8日/日本経済新聞 朝刊]
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という記事も出ていました。未知の可能性に大きな投資をする企業が大きいはずはなく、投資という意味では小さく始められる SaaS型ねぇ。まあ、懸命な提供方法かも。

NTTコミュニケーションズ「OCN迷惑メールフィルタリングサービス」迷惑メール対策はどちらが得か? ASP型と自社構築型を比較
は売れているのでしょうかね〜