もう WiMAX当選ボックスはもみの木の下?

昨日のエントリーの続きです。

やはり
2.5GHz帯の割り当て、総務省は「審査中」――21日にも電波監理審議会に諮問
という、完全決定ではないという記事が出ましたが、今朝の日経産業新聞には

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KDDIウィルコム、次世代無線免許が内定、晴れて当選、心境は複雑?
 屋外や移動中でも高速インターネット接続ができる次世代高速無線通信を巡る免許争奪戦はKDDI陣営とウィルコムに内定し、決着した。KDDI陣営は「WiMAX(ワイマックス)」、ウィルコムは「次世代PHS」の規格を用い2009年のサービス開始に向け準備を進める。ただ、両陣営には他社への回線開放義務が課せられ、ビジネスとしてのうまみは限定的との指摘もある。その将来はバラ色かイバラの道か――。
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という大きな特集。その中に
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「通信業界の将来にかかわる。十分な審査を尽くしてもらいたい。」総務省が免許の割当先を内定したとの報じられた十八日昼、ソフトバンク孫正義社長は総務省に出向き増田寛也総務相ら関係者にくぎを刺した。
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というくだりがあり、うーん、やはり決まりなのね〜という感じがしますね。

月曜日17日の日経産業新聞には
MVNOの「先駆者」日本通信 地域WiMAXに商機 過疎地に無線高速ネット】
という記事があり、昨日のエントリーでもわかるように、もうインフラを提供するキャリアだけに縛られていては儲かる or ユーザのためになる、ビジネスモデルは構築できない、という話ですけどね。

KDDILISMOSony Walkman とがっちり組んでいるから、他のキャリアが iPhoneWiMAX で提供できるようになれば、それはそれで儲かるのかな〜
とか
せっかく郵便局が民営化されたのだし、地域に密着したサービスを考えて、ゆうちょ銀行が田舎でも快適なネット生活を提供
なんて考えないのでしょうかね。

まあ、クリスマスプレゼントに夢膨らませるのは勝手な話。さあて、「誰かが誰かのサンタクロース」というように、大きなギフトをもらった通信業者が他の誰かのためにわくわくするようなサービスを提供したり、インフラを貸し出したり、というWin-Win関係は可能でしょうか?
「欧米か?!」という突っ込みをうけそうな書き方かな〜。