NGNで情報漏洩は防止できる?

どうしてもこの頃セキュリティ関連の記事に目が行ってしまうのは、フィルタリング関係の会社さんやアンチスパムの会社さんと先日話をしたせいなのかしら。

不正プログラムとWebの関連が強まる、トレンドマイクロ5月度調査

そして
危険な検索結果が多いサーチエンジンは米Yahoo!〜米McAfee調査
という記事の中に
「スポンサー広告のうち6.9%が危険なサイト」
というコメントがあるけれど、これはちょっと納得する部分もありますね。
というのも、cocolog のフリー版を使用しているのですが、ネタがちょっとやわらかめだと、出会い系サイトの広告が自分のブログにつくので、@nifty のセキュリティってどう? と思ったことがありますからね。

まあ、その Ad by Google の良し悪しも考えると
Googleの敵か味方か? 手作り検索サービス「Mahalo」
というところに行くのかもしれませんが。

さて、ネット自体のセキュリティを! と叫んでいるのが、現在NTTが進めているNGNですが
NGNの料金を家庭は払えるか?
という記事の中で

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 インプレスの「インターネット白書2006」によると,ダイヤル回線でインターネットを利用しているユーザーのうち64.4%もが,回線品質・スピードを「やや不満」「不満」に思っている。しかし,FTTHDSL,CATVの場合,それぞれ12.2%,25.7%,14.0%にとどまる。FTTHユーザーの9割近くは現状のネットワークの品質,スピードにほとんど不満がないのである。現状に不満がないと,NGNサービスによほど割安感がない限り,乗り換えない。

 それに,NGNにもっとも近いユーザーと思われるFTTHユーザーはまだ少ない。総務省の調査をもとに計算すると,2006年12月時点で,FTTHDSL,CATVなどのブロードバンドの世帯普及率は50.5%となっているものの,FTTHの世帯普及率は15.6%に過ぎない。

 やはり,NGNはインターネットの延長線上,つまり,高品質,高速なインターネットととらえたのでは「利用したい」という気持ちが沸いてこない。従来のインターネットとはまったく異なる新たなサービスやアプリケーションに期待するしかないということになる。
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という部分が出てきました。またも「キラー・コンテンツ、キラー・アプリケーションは何?」というブロードバンド普及の禅問答なのでしょうか?

NGNでは品質と確実性を提供し,アプリケーションで勝負する
という記事は

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FTTHサービス「Bフレッツ」で“2010年に3000万加入”を掲げるNTT東西地域会社。しかし,潜在ユーザーには行き渡った感があり,新たな需要喚起は急務である。2007年度後半に商用サービスを開始予定のNGN(次世代ネットワーク)も具体像が見えないままだ。NTT東日本は今後どのような点をユーザーにアピールしていくのか,高部社長に戦略を聞いた。
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というインタビューの前編。さて、後編でもっと面白い話が聞けるのでしょうか?

NGNを見据えた統合コミュニケーションサービスを展開、沖電気
という記事も??? という感じだし。

私の同僚がNGNのトライアルを始めて、
「まあ、画像はそれなり。地上波は3秒遅れですかね」
なんてコメントをくれましたが、本当にNGNで何するの?
という部分は、法人向けサービスという答えしかないのかな。
官庁とか病院とか学校とか、情報漏洩に敏感であってほしいところであれば、セキュリティ付で売れる?
でも持ち込みPCから禁止せねばならないから、どうでしょう?

DTI、Winny利用などによるトラフィック対策で利用制限を実施
みたいなことは、NGNでできるのでしょうかね?