ローカライズはSNSもケータイも難しいから


          1. ウェブ2.0の起爆剤
             ソフトバンクと米メディア大手のニューズ・コーポレーションは7日、会員制ネット交流サービスのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)事業で提携すると発表した。消費者参加型の新世代ネットサービス「Web(ウェブ)2.0」の1つであるSNS分野では国内でミクシィが独走しているが、ソフトバンクはニューズと組み、ウェブ2.0の世界でも主導権獲得を狙う。
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            という見出しで、今朝の日経産業新聞が私の予想よりは一日早い
            ソフトバンク、「マイスペースジャパン」日本版でSNS市場に参入
            を伝えていました。

            米SNS界の巨人“マイスペース”の日本版ベータがスタート
            をまだ使っていないので、今の使い勝手についてどうこう言える立場ではないのですが

            本日ベータ開始となるマイスペースジャパンのベータサービスに関しては、「日本のユーザーの声を吸収して、より日本のユーザーや文化に合うような形で進化させていきたい」と抱負を述べている。

            とか
            「ウチがやれば成功する」と孫正義氏,MySpace日本版
            ということが、本当にこの記事に書かれているように

            ユーザーに支持を得ている国内Web関連サービス会社の多くは,やる気のある開発メンバーと,ユーザーの声をすぐにサービスとして反映させる機動性が高い組織体制を備えている。日本版MySpace.comの行く末は,日本のユーザーの声に素早く応えられる,機動性の高い開発体制を国内に組織できるかどうかで変わる。

            という期待に答えられるのか・・・

            どっちの組織で動くかによるでしょうね。
            というのも給料もワーキング・スペースもきつきつの孫さんの組織でだと駄目かも。
            孫さんと提携して、それなりに良い給料で六本木あたりの綺麗なオフィスで仕事ができるYahoo!文化なら良いかも。
            言いすぎ?

            さて、MNPでケチのついたソフトバンク基地局を増やすために
            ソフトバンク、YOZANの約3,500の基地局を共同利用へ
            という、やはりお金で時間を解決、という手に出ましたね。
            基地局設置も面倒なのですよ。ビルオーナーとの交渉とかね。そういう意味ではYOZAN万々歳かしら?

            もうひとつ気になったニュースは
            ドコモ、プッシュトークの通信料&定額料が1カ月無料となるキャンペーンを実施

            これはMNPソフトバンクが打ち出した奇策の定額に対抗する、というよりも、鳴り物入りで始めたプッシュトークが中途半端になっている分をどうにかしたい! という部分なのでしょうかね。だってこの記事の中にも

            12月1日から2007年1月31日までは、応募サイトにて便利だと感じたプッシュトークの利用方法や、これから使ってみたいと思うプッシュトークの利用シーンを募集する。

            て書かれていますもの。

            米国で一躍脚光を浴びたNextelのPush-to-talkを日本に持ち込んだのはいいが、Nextelが稼いだ官庁や軍や法人向けサービスではなく、コンシューマー向け、ということでDoCoMoauも踊ったのですが、うーん、自分の周りで使っているのを見たことがないので・・・

            さて、MySpaceもこんなことにならなければいいですけどね〜。