おや、こんなところにも「総務省」のイケテない部分・・

Winnyなどによる情報漏洩対策技術の開発に16億円、総務省の概算要求
という記事を見て、「ああいう予算は特定のベンダーに研究委託とかで流れるんだよ〜」というセキュリティ関連の知り合いの言葉を思い出しました。官庁の方々は、どこまでベンダーの見積もりを鵜呑みにするのかな・・・

でもね、せっかく税金を使うのだから、Winnyに関するウィルス対策だけではなくて、そんなWinnyが何故流行ったかを考えて、
「動画好きのユーザーは注意」,コーデックに潜むスパイウエアが脅威に
という矢継ぎ早に出てくる脅威に対する対策とか、現在の日本の法制度ではなかなか解決できない
フィッシング・サイトは無料のホスティング・サービスに巣食う
という悪い流れを止める技術を開発してくれるのでしょうかね。

「駄目だよ、フィッシング・サイトは経産省の管轄だから・・・」
なんて声も聞こえてきそうですが、経産省
携帯電話の将来を議論する懇談会,経産大臣主導で開催
と「ケータイ大国、日本」の鼓舞に走っていますからね。

まあ

経済産業省で取り組むテーマとしては,携帯電話の充電池などの規格の共通化や,ソフト開発のエンジニアの育成などを考えているという。

という動きが悪いと言っているわけではないですが

+++++
携帯の充電器、第4世代で標準化
 経済産業省は2010年以降に実用化を目指す第4世代の携帯電話で、メーカーや通信会社の枠を超えて充電器を国内で標準化する方針だ。来春にも、メーカーや通信会社が参加する研究会で電流制御などの技術基準を策定する。充電器の仕様が統一されることで、利便性は大幅に高まる。
 経産省は業界団体に研究会の運営を委託し、安全性や制御技術の統一を目指す。NTTドコモやKDDIのauなど通信会社内ではほぼ共通化されている第3世代での充電器の標準化も検討する。
[2006年8月31日/日本経済新聞 朝刊]
+++++
って、あまりに先の話をしても目の前の景気は良くならないでしょうに・・・

さて、話は総務省にもどって、総務省からのメールで
交流居住ポータルサイト「交流居住のススメ〜全国田舎暮らしガイド〜」
という

交流居住(交流を主たる目的として都会と田舎を行き来するライフスタイ
ル)に関する情報(それぞれの地方自治体における生活関連情報や滞在施
設、体験プログラムなどの情報、田舎暮らしのノウハウ)が満載

を売り物にするサイトを見つけたのですが、なんだかな〜。ブログの作りをしていても投稿がなく・・・
こんなところにも、日本の縦割り構造が見えるのでしょうか。
世の中、Consumer Generated Mediaが流行っているのですよ。
税金で食べている政府がきちんと情報発信したり、きちんと税金の使い道を示さなくてどうするんでしょう?