それでも有頂天になれないテレビ・・・

まず、目についた今朝の日経の記事
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ネット番組配信、許諾業務一括代行へ――業界団体
 放送番組のインターネット配信について、レコード会社や芸能人の業界団体が簡便な権利処理の仕組みづくりに動き出した。個別交渉が必要だった出演タレントや使用音楽の演奏者からの許諾を各団体が処理する仕組みを4月にも導入する。配信事業者はネット配信の許諾取得と使用料の支払いをまとめて済ませることが可能で、ネット配信の権利処理問題解決に向けた一歩になりそうだ。
 集中処理に乗り出すのはレコード会社の集まりである日本レコード協会(東京・港)と、歌手や楽器演奏者、俳優などの所属事務所が集まる団体の上部組織である日本芸能実演家団体協議会(芸団協=東京・新宿)。
 レコード協会はCDとして発売されている録音音楽を使った番組をネット配信する場合の音楽の許諾と、使用料の受領・分配を各レコード会社に代わって処理する。芸団協は付属組織である実演家著作隣接権センター(CPRA)を通じ、出演俳優、歌手などの許諾や、音楽CDの中で演奏している歌手や楽器演奏家の許諾などを代行する。
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【NET&COM2006速報】通信と放送の融合パネル開催,「権利者に金が回るならコンテンツはネットに出てくる」

と合わせて読むと、「頑張れよ!」といいたくなるのですが、どこまで説得力を持つのでしょうね。

週末に「有頂天ホテル」のメイキングをスカパーと地上波のフジテレビでやっていたので、録画リストを削減すべく、外も寒いのでテレビにかじりついていた。
スカパーが30分番組だったので先に見たら、どうもおかしい・・・23人ってアヒルまで入れて?
地上波の方を見て納得がいった。ジャニーズ事務所のかとりくんがスカパーでは大きく出ていない・・・
以前にも書いたが、その著作権を持つ事務所がこんなにかたくなだとどうしょうもない。
実際、先日そのシリーズの最終エピソードをやっていた「古畑任三郎」というドラマも、スカパーで特別編まで含み再放送をしていたが、SMAP分だけは放送されなかった。
でも、現在放送中の「西遊記」が好調で、アジア各国から引き合いがきているらしいが、どうするのだろう。
昔の堺正章バージョンの「西遊記」はイギリスででもかなり人気があったのだから、フジテレビとしてはやりたいのだろうが、ジャニーズ事務所がどこまで許可するのか・・・

さて、ちょっと固めの話題をいくつかランダムに。

デジカメ業界を震撼させた「JPEG特許」、米特許商標庁が再審査へ

企業の利益を優先すると、せっかく普及しているものがストップするかもしれない、という例。
以前にMPEGでも同じような動きがあったな。頑張れ、役所!

NTT、2005年度第3四半期のフレッツ契約者公表。Bフレッツは300万件目前

前期はADSLがちょっと伸びがなかったのだが、この四半期ではまた増加を示している。
FTTHもそれなりの増加。
誰かちゃんと分析してくれないかな、この傾向を。

「CDが高すぎる」「音楽の質が低下」――音楽ファンは指摘する

これは米国の調査で、CDは20ドル。120円換算にしたって、日本の3000円とか2500円に比較すればずっと安い。邦楽が売れないのはその値段を見直す時期に来ている、というふうに考えるべきだと思うが・・・
もちろんその中身とか顧客ターゲットを含めてね。いや、iTunes Music Store で売れる範囲をもっと広げるのも必要ですよ、もちろん。
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