FMCの辛さを背負うKDDI?

先週金曜日にKDDIが業績発表を行った。
KDDI、メタルプラス大幅減収もau事業好調で利益は過去最高
2006年3月期上期(2005年4月1日から9月30日)の連結決算でau事業の営業収益が前年同期比10.4%増の1兆1,178億円。半期で一兆円なのですから、すごい会社ですよね。でも不安材料は色々。
今後警戒すべきは「ボーダフォンの動き」
NTT DoCoMoのPush-to-talk については類似のサービスを発表する予定なのですが、
今冬は「LOVE」で攻めるボーダフォン
の動きは、Willcomが音声定額でかなり業績を上げた実績があるし、
結果発表:「音声定額のためならキャリアも変える」約40%
というユーザの声もあるので警戒していますね。
ただ、番号ポータビリティに関しては
“ツーカーから移行”申し込み殺到で一時中止
という事態をどう受け止め、自社のマーケティングに活かしていくか??

また、不調の固定通信の方は
東電とのFTTHは来年度以降
と望みをつないでいますが、さてどうなることか。

さて、日経コミュニケーションはまたもや
【集中連載 通信と放送の融合】(1) テレビ局のVODサービスはなぜもの足りない?
とあまり衝撃的な結論を導けないと思われる連載を始めましたね。まあ雑誌を作るために取材したネタを最大限に見せよう、という心意気は買うのですが
●(2) 総務省地上デジタル放送のIP再送信の真意(10月25日公開予定)
●(3) ユーザー不在の融合が進む「ワンセグ」(10月26日公開予定)
●(4) 融合時代の主役に踊り出るコンテンツ・プロバイダー(10月27日公開予定)
●(5) ユーザーにとって最も魅力的な「融合」の形は?(10月28日公開予定)
と連載を続けても著作権を持つ団体がどうとも動かなければ駄目でしょう。先週ものLOVE定額の発表会で
ジャニーズをめぐるちょっとした騒動
があったとのこと・・・先は長いな〜。
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