ニッチな動き

ライブドアとフジテレビのニュースばかりが取り上げられたので、ちょっとかすんでしまったような動きをちょっとフォロー。

18日にボーダフォンの社長記者会見。
日本市場に特化した3G端末を秋に---ボーダフォン新社長会見
新社長モロー氏、日本ボーダフォンの改革姿勢を打ち出す
3G端末の失敗認め、“日本向け”に立ち返るボーダフォン

このどこにも書かれていなかったような気がするのですが、日経産業新聞の昨日分にはこんな質問が。
MVNO (仮想移動体通信事業者) に通信インフラを貸すことはあるのか」との問いにモロー氏。
「ユニークでニッチなさービスで、当社の戦略の妨害にならないようであれば、(貸すことも) やぶさかではない」

うーん、そういう意味では、ケータイに新規参入を考えているイーアクセスとか孫さんが MVNO を考えて、Vodafone に申し込んでも蹴られる・・・ということですね。

MVNO については、
MVNOキャリア、日本通信の強み
という記事の中に、「インフラがないのは強みですよ。だってインフラを作ってしまったら、お客様のニーズがどうあろうと、そのインフラを売らなければならない。例えばドコモさんは、FOMAインフラに巨額の投資をしてしまったんだから、FOMAを売るしかないんですよ。しかし、顧客のニーズに向き合うという(サービス事業者の)本質に立ち返った時、インフラありきの体制でいいのか、ということになる」というコメントがある。うーん、否定できる通信業者はいますか?

孫さんといえば、昨晩 「ガイアの夜明け」 で特集されてましたね。後半部分しか見なかったけれど。
一番最後にホカホカの「ライブドア+フジテレビ」のニュースを差し込んでいて、ソフトバンクは今後どうテレビと付き合っていくのか? という感じで終わってましたが、一部既に地方局と提携を発表しているし、そういうなら BB TVのこともきっちり入れてほしかったですね。まあ、あまりニュースネタになるほどには加入者がいないのかもしれないけど。

さて、今朝、ちょっと目にした株価ニュース。
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USEN<4842>が前日比20円高の2895円と続伸している。
同社は、ネット配信を前提に民放TV局大手と提携交渉を進めていると、日経ビジネス社が報じた事が好感されているようだ。
交渉によっては、資本業務提携や共同出資会社の設立に発展する可能性もあるとしている。
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元は「USENが民放と提携交渉、ネット配信前提に番組作り提案」で、関連してこんな記事もみつけました。「高速通信「光」の時代へ」。
この Gyao については、Hotwired で投票が行われていました。まあ、コメントは色々ですね。「広告がうざったい。USENのCMってダサい。」うーん、うなづくところですが、まあまだ試験放送だから。

広告については、ヨーロッパでこんな記事が出たようです。
テレビ広告の絶頂期は2006年、その後はインターネット広告の時代が来る
まあ、日本ではどうなるか分かりませんが・・・