TiVo文化は日本では?

TiVoに関するちょっと古い解説を読むと
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TiVo成功の背景には、地上波、ケーブル、衛星含め総数18000チャンネルにも上る米国のTV放送において、視聴者が番組表の中から自力で好みの番組を検索するのは非常に困難であるという状況がある。
一方日本ではそれほどチャンネル数はないし、ほとんどのローカル局やケーブル局は、中央の番組を中継しているに過ぎない。従ってトータルのコンテンツ数は、米国とは比較にならないほど少なく、EPG機能へのニーズは低い。実際、ソニーがチャンネルサーバーという位置付けで2002年に国内発売したコクーンは、まさにTiVoと同様の仕組みを持ったDVR(事実TiVoの技術ライセンスを受けている)であるが、日本市場ではEPG機能を持たないDVRのほうが遥かに多くのシェアを獲得している。
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ということであまり日本での発展は望めないのかな〜という気がしますが、TiVoは日本進出を狙っている、とする日経産業新聞の記事が先週ありました。いわく、家電メーカーともOEMによるレコーダー調達や技術ライセンスの供与などで提携する予定とか。「日本製のDVDレコーダーの自動録画機能は、操作が複雑で利用者本位ではない」という自信なのだそう。
ちなみにTiVoの加入者は300万を超えたのだそうです。また、TiVoの録画番組の転送サービスは、FCCによりコンテンツ業界反発のTiVo番組転送技術を認可しているのだそうな。日本はどこがこんなことやるのかな〜。総務省?

さて、こんな米国勢力に負けじと東芝が新機種を発売した。この新製品に関しては、IT Mediaがちょっとしたひっかけをしてしまったエピソードがあり、かなり濃い製品レビューが掲載されている。
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DVDドライブが省略された点を「ネット de ダビング」で補った「RD-H1」だが、唯一カバーできないのが、コピーワンス番組の取り扱い。内蔵HDDに録画して、再生するという選択肢しかない。
とくに、パソコンに対して民生機が持つ大きなメリットとして「コピーワンス放送を録画してDVDへ保存可能」という点があるため、ここに関する限り、DVDドライブを装備した製品と比べて魅力に欠けるのは事実だ。
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あら、私向けではないわね。
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