孫さんも入札する?

航空機内の携帯サービスに向け、FCCが周波数を競売へという記事を見つけた。飛行機の中でネットだけでなく、ケータイも使えるようにしようとする米国の動きの中で、上空と地上間の通信用に割り当てられた800MHz帯には4MHzの周波数域があるが、FCCによれば、現在この周波数域を使っているサービスはVerizon CommunicationsのAirfoneのみなので、2005年内に競売を行いたいという話。もちろん、そんなことになったら、電話好きの声の大きなアメリカ人の隣に座ったらたまったもんじゃないという担当者の話も出ているが。

さて、そんなアメリカでケータイ通信事業者の合併が色々起きていますが、ちょっと前に身売りしたAT&T Wirelessの悲劇の話を見つけました。
ケータイ業界を震撼させている、と言われている番号ポータビリティ。その時にしくじったために、身売りをするほど業績を落とした、というもの。なかなかシビアです。日本もこれから番号ポータビリティが実施された時にどうなるか。銀行でかなり騒ぎになった記憶もあるので、あながち対岸の火事ではないかも。しかし、顧客情報が web に掲載されている Yahoo! BB って、番号ポータビリティの時期がチャンスだからその前にケータイ事業に乗り出したいとしているが、本当にこのあたりのことまで考えているのでしょうかね。だって、あそこのネットワークには設計図とセキュリティが存在しない、というのがもっぱらの噂だもの。本当はちゃんとしているところを証明しなければ、それこそ野球に新規参入してゆさぶりをかけられたライブドアの二のまいになるのでは・・・・

でも、ようやく海外ローミングが出来るFOMAを発売した NTT DoCoMoとかを見ていると、おやまの大将的なイメージがぬぐえないから、いくらか刺激した方がいいかもね。もっとも、ドコモの「おサイフケータイが100万台を突破して、iモード普及時よりも早いペースで対応端末が増えているから、2006年3月末には1000万台突破を目指す。」というビジネスの観点が変わってきているから、ケータイという一くくりで考える方がいけない、という時期が来るのかもしれませんが・・・
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