今週のBBニュース

ちょっと笑ったのが昨日の日経の記事
*****
訪米中の孫正義ソフトバンク社長は8日、米連邦通信委員会(FCC)のパウエル委員長と会談し、日米のブロードバンド(高速大容量)通信市場の現状などについて意見交換した。パウエル委員長は孫社長に「米国のブロードバンド市場にも参入してほしい」と熱心に呼びかけた。
 ソフトバンクの参入を契機に日本のブロードバンド市場で価格と品質の激しい競争が進んだことに、FCCは強い関心を示している。パウエル委員長は米ブロードバンド市場の成長が日本に後れを取っているのを認めたうえで、ソフトバンクの米進出で市場に競争をもたらしてほしいと異例の勧誘をした。
 孫社長は「当面は日本国内の市場に集中したい」としながらも、将来の海外のブロードバンド市場への進出にも含みを持たせた。
*****

いや、でも Yahoo! BB は、Yahoo! BB加入者数を見てもわかるとおり、最近は昔の勢いが無いのだが、世界的に見ればもの凄い数字を出しているプロバイダだということが、全世界のVoIPサービス加入者のうち約8割が「BBフォン」というイギリスの調査でも明らかになっているので、まんざらパウエルさんのリップサービスではないかもしれない。

では、BB先進国の韓国はどう? と思ったら、日・韓ISP交流会のレポートが 日本と韓国のプロバイダー関係者が意見を交換という記事に書かれていた。うーん、「飽和状態」というのはどうかな。

でもその中で韓国もFTTHに目が向いているのか、WDM-PONという技術開発が進んでいるという。それって? と調べるとスペクトルスライス型WDM-PON技術
という解説を見つけました。簡単にいえば、B-PONでは光スプリッタで単に光のパワーを分岐するのであるが、WDM-PONではユーザ毎に波長で光を分離するため、他のユーザとの干渉が無いのでユーザ毎に独立した方式、速度を提供できるという。ふーん。

日経コミュニケーションが定期的に行っているアンケートでは、FTTHに「半年先までに切り替える」のは4割という結果も出ているから、日本のFTTHは色々な研究機関が出しているように進むのでしょうか。さて、「切り替えない理由では料金の高さが突出」しているのですが、有線ブロードバンドは2,980円で提供しているはず。そのあたりはどうなのでしょう? USEN、光ファイバサービス取付数が21万件に。集合住宅は単月1万件突破 という数字はまだまだなのでしょうかね。
/7752/