もっともらしい噂

ソフトバンクが、ボーダフォンから携帯電話向け通信インフラを借りることを検討しているという報道が出たとか。

ソフトバンクが検討しているのは、既存の携帯電話会社から通信インフラを借りてサービスを開始する「仮想移動体通信事業者MVNO)」と呼ばれる形態だそうな。参入の際の設備投資負担を軽減できるのが特徴。以前、ケータイ参入は投資が膨大だ、という話とぴったり合うストーリーですね。
ただ、ボーダフォンの広報担当者は「この件に関しては、コメントしない」としているほか、ソフトバンクの広報担当者も「そのような事実はない。当社は周波数800MHz帯での免許取得に全力を上げる」と話しているとか。そりゃそうでしょう。この時点で、こんなこと、事実であっても認めたら今迄の騒ぎは何だったんだと言われるのがオチですからね。

さて、MVNOといえば、有名なのは Virgin Mobile ですね。
シンガポールではうまく行かなかったので撤退したのですが、米国ではなかなかうまくいっているらしく、IPO (株式公開) するという噂がありますね。2005年後半に20億ドルの調達、というのですから、いい線かもしれません。ちなみに2002年に Sprint の回線でビジネスを開始し、現在の契約者は200万人以上。こんな商売、いいかも。