これこそFTTHのサービス力発揮?

TiVo というデジタルビデオ録画システムでいまだにトップの座を守っているのは、例のジャネットジャクソンの胸ポロリ事件だという記事があったが、ではそのTiVo が映画オンデマンド・サービス開発で提携して今後どんなビジネスを行うのかがちょっと興味を引く。
単なる VoD はどこでもやっているサービスだろうし、Blog とかコメントからアフィリエイトの形で引っ張っていく形も Livedoor でやっていた気がする。
オリンピックでの失敗シーンや、もう米国のレイティングの関連で見ることのできないシーンなどで190万人というユーザを抱えているのであれば、それなりの面白さがだされなければ・・・

日本でもマンションで1週間分の地上放送をまるごと録画していて住民にサービスして、よそとの差別化をはかろうとしているマンション・デベロッパもいる。著作権の問題もあるのだろうけど、日本でこんなサービスを日本語解説付でやるところなんて無いでしょうかね?

こんなことを書くのは、実はテレビ局が共同で行ったトレソーラというBB放送プロジェクトについてちょっと聞きかじったからなのです。トレソーラの実験は2回あり、2002年の1回目は気合を入れて、TBSからは真田広之の「高校教師」、フジテレビからは「101回目のプロポーズ」などがストリーミング放送された。今年前半に行われた第2回は、ダウンロードも加わったのだが、対象となったドラマは最近3年間に放送したもの。この中身がいまいちだったらしい。つまり、最近のドラマは終了と同時にDVD化されているので、別にPC立ち上げて、面倒な (それもウィルスチェック・ソフトがひっかかる可能性がある) 専門のソフトを立ち上げて、という手間をかけずに、DVDを買ったり借りたりすればいい、というユーザが増えてしまったという。2年前は、まだDVDプレーヤの普及がそれほどでもなかったが、昨年年末あたりからDVD 録画&プレーヤが普及し始めたのが裏目に出た形になったようです。トレソーラの関係者いわく、「まだ放送中のものの見逃しニーズやDVDになっていないちょっと昔のものの方がコンテンツとしては引きがあるようです。」これは、実は韓国でも実証されていて、放送中の番組を見逃した分をBBで見る、というサービスは提供されていました。実際、急な用で家にその時間までに帰れなかったり、録画予約をしていても、別の番組の関係でずれてしまって、30分まるまる別のショッピング番組とかニュースが録画されていた、なんとことも珍しくない。マンションでの録画サービスもこうした気持ちを理解した人のアイデアでしょう。

さて、ソフトバンクBBが光サービスを昨日正式発表しました。ちょっと高め? という感じですが、孫さんいわく「これはあくまでも定価ですから、キャンペーンなどでNTT東西に負けないように・・・」ということらしい。さて、BB TVはあまり加入者が伸びていないようですが (2M以上が確保できないとサービスを受けられない) FTTHではしっかり帯域確保でこちらの加入者も増加するのでしょうか。でも、前提となるNTT局内の GE-PONってどの位、設置予定なのだろう・・・