BBが一番安い日本は屋外無線LANで世界から取り残される?

OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development)に属する先進30カ国を対象にした調査では、日本のブロードバンド回線は世界的に見ても最安水準であると昨年秋あたりから言われている。
しかし、高速無線LANを外出先で使用する面ではどうなんだろう?
先日来、目についた「ホット・ゾーン」を作るメッシュ・ネットワークでは、2008年にオリンピックが開催される北京ではキオスク向けに米国のMeshNetworksの技術をOEMライセンス。また、ほぼ同時期、中国政府は独自の無線LAN規格の標準化を断念。
一方、オーストラリアのシドニーで試験運用されている「iBurst」は、携帯電話での接続の約100倍の通信速度で、しかもベースステーションから半径約8キロの範囲内で接続を維持できる技術。それが米国の田舎、モンタナ州中南部の地味な大学町ボーズマンでの試験を開始とか。
シカゴでは100Mbpsの高速通信が可能なワイヤレス・ブロードバンドサービス「802.16」(通称WiMAX)を採用されているらしいし。
その昔、総務省ADSLFTTHと並んで無線ブロードバンドも大きな伸びを示すという予測を出していたが、20日に発表された2003年9月時点の市場状況を示すリポートでは
(1) 公衆無線LANは全国で10,500ヶ所
(2) FWAは2.4GHzで30,000契約
あれれ?