「官僚たちの冬」? 通信事業者の暮れる秋? それとも日本国民の氷河期?

新政権のNTT再々編・日本版FCC構想への期待
という記事は、あまり好きではない傾向で書く人のものなので・・・
と思っていたら、
NTT再編問題など議論へ 総務省
 総務省は10月中にも原口一博総務相の主導で情報通信政策のあり方を検討するタスクフォースを設置し、この枠組みの中でNTTグループの再編問題を議論する。竹中平蔵氏が総務相だった2006年の政府・与党合意では、10年からNTTの組織見直しなどを議論する予定だった。
 タスクフォースには民間の有識者を含め、十数人が参加するもようだ。電気通信分野における規制改革など過去の情報通信政策を検証。インターネットや携帯電話の普及といった通信市場の変化を踏まえ、今後の競争政策を協議する。NTTグループの組織についても議論。NTTグループの資本を完全分離する案もあったが、自民党などとの調整がまとまらずに先送りした経緯がある。
[2009年9月29日/日本経済新聞 朝刊]

てな記事が出てきました。うーん、何で、今、これなんですか?

そう思ったら
「日本版FCC」に異議あり まずすべきはメディア行政の融合
てな記事も見つけました。そうです。以前にも記事を並べて唸ったことがあるけど、こっちに賛同しますね。

さて、そんな総務省の動きをウォッチしている中で
アクトビラなどのIPv6対応の難しさを報告,総務省研究会から
という記事を見つけました。
えーっと、この記者はこのWG (研究会の下の分科会)を傍聴しています?
多分、総務省のwebサイトに掲載された議事録を読んだだけ?
この記者の顔を知っているわけではないので、確かなことを言えるわけではないですが、私はこのWGの次の回の様子も知っていますから、このアクトビラ発言をしたPanasonicさんがもう少し違うニュアンスの発言をされたのも知っています。
この頃の日経や日経BPの記事の書き方にちょっと疑問・・・

一番最初の取り上げた記事
新政権のNTT再々編・日本版FCC構想への期待
の著者と
「日本版FCC」に異議あり まずすべきはメディア行政の融合
の著者の経歴を見れば、説得力の差も見えますよね。つまり、経験の差。

今まで政治の立役者をしていなかった民主党の言い分に本当に日本国民がついていってしまうなら、この国はある日突然氷河期を迎えた方が良いかも。

おっと、本日はこれで時間切れだわ