日本の通信事業者の「祭り」はこれから?

今朝の日経産業新聞

「MacBook Air」から「Time Capsule」まで、4つのテーマで語られたスティーブ・ジョブズ氏基調講演

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新型パソコンも「アップル流」、DVDよ さようなら
 米アップルは15日、最も薄い部分が4ミリと世界最薄のノートパソコン「マックブック・エア」を発表した。主要市場で唯一、苦戦する日本攻略の重責を担う。斬新なデザインと並ぶ特徴はDVD駆動装置を内蔵しない点にある。日本では新世代DVDの規格争いが注目を集めるが、アップルが放ったのは「DVDは要らない」というメッセージだ。日本の消費者はどう反応するのか。
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てな感じで取り上げられていました。
あの薄さは写真でみると「おぉー」という感じですね。

まあ、今週初めに
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米IT大手、日本市場での売り上げ比重が低下
 【シリコンバレー=村山恵一】米IT(情報技術)大手の間で、日本事業の比重が低下してきた。アップルは2007年9月期に日本での売上高が前年同期比11%減り、全売り上げの5%を切った。シスコシステムズインテルも日本事業の成長率は低い。新興国市場の台頭で世界的にIT景気が堅調に推移するなか、日本市場の地盤沈下が進んでいる。

 アップルの07年9月期の日本での売上高(直営店での販売を除く)は10億8200万ドル(約1160億円)。会社全体では24%の増収だったため、全売り上げに占める日本の割合は4.5%まで落ち込んだ。03年までは10%台を保っていたが、今や、「世界の主要市場で唯一、アップルが大きく成長できない」(ティム・クック最高執行責任者)状況だ。
[2008年1月15日/日本経済新聞 朝刊]
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と書かれていた日本での売り上げが勢いづくのかどうかは・・・私はMac教信者ではないのでなんとも・・・

でも
iPhoneとWiMAXの“祭りの後”
てなコラムを書いている方は、そんな感想はお持ちにならないのでしょうね。

さて、祭りの後ならば寂しい後始末ですか?

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イー・アクセス、アッカに株主提案――経営陣の不再任など要求
 ADSL(電話線を使ったデジタル高速通信)大手のイー・アクセスは16日、同業大手のアッカ・ネットワークスに対し、現経営陣の刷新などを求める株主提案をしたと発表した。イー・アクセスは2006年夏ごろから株式市場を通じてアッカ株を買い増しており、今月11日時点で、発行済み株式の13.10%を保有する筆頭株主。経営の主導権を巡る委任状闘争に広がる可能性もある。

 イー・アクセスは「株主の立場からアッカの企業価値向上を求める」として、アッカが3月に開く株主総会でも、アッカの木村正治社長ら3人の取締役の不再任を提案。イー・アクセス取締役のエリック・ガン氏ら4氏を取締役に選任することも求める。
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と日経にかかれ、
イー・アクセスがアッカの筆頭株主に。現任取締役不再任など改革を要求
という記事にも穏やかではないものを感じる部分は、WiMAXに敗れた会社2つが生き残りをかけて、これからどう動くのか? という微妙な通信業界の動き。

一方、WiMAXも提供予定のKDDIは、不振、いや発展途上のFTTHについて
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KDDI、中部電の光通信買収――500億円規模、NTTに対抗
 KDDI中部電力光ファイバー通信事業を買収することで同社と大筋合意した。買収額は500億円弱となるもよう。これによりKDDI光回線顧客を約15%増の80万件程度に拡大、約8%の国内シェアを確保する。昨年1月には東京電力光通信事業を買収した。KDDIは中部電の事業買収を機に他の電力系通信会社との提携・買収交渉を加速。家庭向けの光回線網を全国で整備し、国内7割のシェアを握るNTTグループに対抗する勢力づくりをめざす。

 KDDIは、中部電が全額出資する通信事業子会社、中部テレコミュニケーション(CTC、名古屋市)の株式の8割強を4月1日付で取得。残る2割弱の株式は中部電が引き続き保有し、KDDI光通信事業で協力していく。両社は来週にも合意を発表する。
[2008年1月17日/日本経済新聞 朝刊]
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と思い切った動きを見せています。

NTTの大木副社長がNGNの商用化スケジュールなどを説明、FOE2008基調講演
てな動きで大丈夫ですか? NTTの皆さま?

根底が崩れたNTTの中期経営戦略
まで書かれるのもね〜

また
アイピーモバイル“跡地”でWiMAXや次世代PHSを運用? 総務省が検討開始
という部分で、ソフトバンクは浮上することができるのでしょうかね・・・