Google にいちゃもん?

米検索大手Googleの元幹部が、若さを重視する社風に合わないという理由で解雇されたとして、同社を年齢差別で提訴した。
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このニュースを「そうかもしれない」と思うのは、日本人的感覚かも。

ありうる話ではある。しかし、ある意味、天才集団である Google がこんなわかりやすい米国企業の常識からはずれた理由で幹部を首にするのかな? 先日、謎の求人広告を出すような会社が?

米国の企業では、男女差別はもちろん、年齢差別は大きなペナルティの元となる。
私の知り合いの西海岸のビジネスコンサルタントは、長年勤務していた秘書の年齢も、彼女の家族構成もあえて聞かなかったという。
米国式の履歴書には男女の区別、生年月日を書かないのは当たり前。

Google は非常に体制的なことを嫌っているのは、なかなか上場をしなかったいきさつからも見えていた。
年齢とか病気よりは、もっと感情的なものなのかもしれない、と推測できますね。

別に Google を擁護する気は無い。でも、こんなことで108〜135ドルという破格値がつくかもしれない上場が駄目になるのはあまり好まない。なぜなら、Google の上場は NASDAQ全体を押し上げる力を持っているし、そうなればようやく回復傾向にあるシリコンバレー景気にとってもいいことですから。