ケータイにレッドカード!

道路交通法の一部を改正する法律の概要についてに掲載されている

「携帯電話等の使用等に関する罰則の見直し(6月以内に施行)」
手で持っている携帯電話等によって通話を行い、又はその画面を注視する行為について、罰則の対象とする。
に関する具体的な内容が決まり、来月9日まで、国民からの意見を電子メール、郵便、ファクスで募集して8月下旬の閣議決定と年内の施行を目指す。
携帯電話の違反の反則金案は、大型自動車7000円、普通自動車自動二輪車6000円、原付きバイク5000円。違反点数の案は1点。

さて、一方、米国Sprintが発表したケータイ・マナーに関するレポートは以下のようになっている。

Sprintは、7月を携帯電話マナー強化を促す特別月間「National Cellphone Courtesy Month」として、これに先立つ6月中に、全米各地の723名の男女にインターネット上で実施された調査に基づくとされている。5年前と比較して、米国人は一般的にマナーが低下したと感じているとの回答は、全体の73%に上ったようだ。とはいえ、携帯電話の利用マナーに限って見るならば、それを上回る80%の回答者が、5年前よりも悪くなったと感じているとの考えを明らかにしたという。

平成16年6月末のケータイ人口は、82,713,900人。5年前は43,944,000人。約2倍になっているのですね。

同レポートによると、公共の場において、だれかが携帯電話でプライベートな会話をしているのが聞こえて不快な思いをしたことがあるとの回答は、全体の62%に上った。回答者の88%が、一般的に人は携帯電話で話す時に声量が増すため、これが原因で周囲に嫌な思いをさせることになると感じているようだ。外出先でトイレに行っている時に、そこで他人が携帯電話で話すのが聞こえてきたことがあるとの回答も8割近く寄せられたという。

以前、カナダのバンクーバーの有名なホテルで夕食を食べたとき、ずっとケータイでしゃべっていたアジア系の女性がいて、とっても食事がまずくなるな。。。と思った記憶があります。

マナー意識に関しては、例えば、会社で会議中などに携帯電話が鳴って、その通話を受けることは失礼に当たると答えた人が、93%に達したとされている。音声通話ではなく、メールなどを用いて声を出さずに外部とのコミュニケーションを取ることも、やはり会議中などでは失礼に当たるとの回答も80%に上っているという。

会社の会議では、えらい人がケータイに答えたり、メールを見たりする傾向があると思うのですが、私の周りだけ?

一方、周囲で携帯電話の利用マナーが低下していると感じる人が大多数を占めるにもかかわらず、自分自身の利用マナーに関しては、全体の97%が、よくマナーを守りつつ用いることができていると回答したようだ。自分の携帯電話マナーは改善すべき点を多く含んでいると調査段階で認めた人は、わずか3%に過ぎなかったとされている。しかしながら、公共の場において他人が携帯電話でプライベートな会話をしているのが聞こえて、不快な思いをしたことがあると大半が答えたにもかかわらず、自分も同じ不快な思いを他人にさせてしまっているとの回答も、4割に上ったという。

今回の調査でも、外出先などで携帯電話をかける時は、別の部屋などへ行くべきだと思っているとの回答が全体の55%、部屋の端の方に行ってかけるべきだと思っているが27%、人がいる所から何メートルか離れてかけるべきだと思っているが16%となっており、すでに意識の上では、マナーを守って携帯電話を用いることは重要であると考えている人が多い様子も示されたようだ。レストランに入った時に、携帯電話のスイッチを切るとの回答は全体の18%、マナーモードなどに変更するとの回答は54%だったという。

電車に乗ったり、車に乗ったりという部分が無いのは、文化の違いかいな。

なお、なかなか携帯電話の利用マナーは守られていないかもしれないものの、人間関係に与える影響は過小評価すべきではないとのコメントも出ている。一例として、友人と会話中に携帯電話が鳴り、その友人が電話に出て自分との会話を遮られると、いらいらして不快に思うとの回答が全体の27%、自分は大切に思われていないと感じて悲しい気持ちになるとの回答が27%に上っているという。中には、怒りを感じる(8%)、ストレスになる(2%)といった回答もある。

以前、友人とちょっとお洒落にお酒を飲んでいたとき、近くのアベックがお互い別々にケータイ・メールをやったり、ケータイで喋ったりしていた。近頃のアベックって・・・と思うところがもう違う文化だということなのかしら。

でも交通規則では違反になるケータイ。自転車には適用されないのでしょうかね。。。

おっと、もうひとつ、可愛い端末を見つけました。vodafone ヨーロッパが出した端末で、ボタン3つのみの「mobi-click」(gif を見てね)。シニア向けだそうです。子供を対象としないのは、子供が勝手に出歩けないヨーロッパの文化があるせいかもしれません。ぜひとも GPSもつけてあげてほしいものです。